シリー・シンフォニー・スイング

『ウィリアム・テル序曲』の劇的な楽曲に合わせてパラダイス・ピアの上空でスイングしながら、つむじ風のようにくるくる回って楽しみましょう。

中央のキャノピーが椅子をそっと前後に揺り動かすと、足がふわりと浮いて、空中へと優雅に舞いあがります。このクラシックな回転ブランコでは、竜巻みたいにくるくると回りながらワクワク感に満ちたフライングをし、キラキラ光る水面やピクサー・ピアのエキサイティングなアトラクションなどの素晴らしい眺めを楽しむことができます。

シリー・シンフォニー・スイングは、ミッキーマウスの傑作短編映画『ミッキーの大演奏会』からインスピレーションを得ています。1935年に公開されたこの短編映画は、ミッキーが指揮者をつとめる屋外コンサートの場面で始まります。常に注目の的になりたいドナルドダックは、ステージをぶち壊して曲を変えようとします。
すると突然、竜巻に襲われ、何もかもがめちゃくちゃになってしまいます。ミッキーは空中に浮かび上がりながらも指揮を続け、オーケストラも演奏を続けます。そして幸いなことに、全員が無事に、そしてコミカルに着地するのです。

伸縮自在のキャノピーの見どころは、『ミッキーの大演奏会』のイメージを収めた壁の絵です。席に乗りこむときは、わりと落ち着いた絵に見えるかもしれませんが、全体が動き出してキャノピーが上へ伸びていくと、バンドのメンバーが空中に舞い上がっている、荒々しい竜巻の絵が現れます。